ROH:7.26PPV「Death Before Dishonor」の女子王座戦2試合が発表!アテナvsアミナタ、スタークスvsベルベット、手負いの世界王者アテナは防衛することが出来るのか。

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7月26日金曜日に開催されるROH Death Before Dishonorで行われる2つのタイトルマッチが発表されました。 女子世界チャンピオンのアテナは、クイーン・アミナタを相手にタイトルを防衛することになりました。この試合は木曜日のROHで発表されました。アテナは5月から活動を休止しており、リング上での欠場はストーリー上の負傷が原因とされています。女子世界チャンピオンは5月の最後の試合で怪我の恐怖に苦しみましたが、それはストーリーの中で誇張されています。 アテナの「手先」ビリー・スタークスもDeath Before Dishonorでタイトルを防衛します。PPVでレッド・ベルベッドを相手にROH Women's TV 王座の防衛戦を行います。 木曜日の放送では、リー・モリアーティーがROH Pure Championship Proving Groundの試合でウィーラー・ユータとタイムリミットで引き分けたので、チャンピオンシップへのチャンスを手に入れましたが、まだPPVでは公式に発表されていません。 Wrestling Observer 

世界を圧巻する日本の女子プロレス



執筆:2018.9.29
更新:2019.11.22




世界最大の団体WWEで初めての女子レスラーだけの大会Evolutionが開催間近となりました。
しかし、女子プロレスというカテゴリにおいては、男子以上に日本市場が重視されてるのをご存知ですか?
海外、特にアメリカの女子プロレスというのは、古くはキャットファイトであったり、男子のマネージャーとしての要素が強く、厳密なレスリングを求められることは多くありませんでした。


一 方、日本では黎明期の段階で、あの山本小鉄さんが指導する機会があったり、全日本女子プロレスでよくあった日常の揉め事をリングのマッチメイクに反映させ て血で血を洗う本物の抗争など、単純な見世物を超えたファイトが発生した結果、レスリング技術そのものが進化していきました。
い わゆる男子でも日本のスタイルはストロングスタイル=ハードヒット、ハードバンプ、つまり本当に蹴ったり殴ったりそれを受けたり、という印象が海外でも強 いのですが、なにせ女子もそんな骨肉の争いをしていたので、一歩間違えれば実際に相手を骨折させ顔面が腫れ上がるほどの事件にもなりますし、寮で刃物を持 ち出すような事態になることもあります。
海外の女子レスラーも日本のファイトスタイルに憧れる人は多く、今も色々な団体に外国人女子レスラーが参戦していますし、この数年は日本人選手がWWEに渡り、世界で活躍することも増えてきました。
トップを走るASUKAは日本では早々と団体を辞めてフリーレスラーになるも、負けん気の強さから色々なトラブルを起こしては舌戦と喧嘩をしてきた人ですが、その頃の宣言通りWWE史上最多連続勝利記録を生み出し、ハードで怖い日本人のイメージを生み出しました。
今、WWEの若手主体のグループNXTで女子王者となったカイリ=セインは、小柄ながら速さだけでなく力強さと諦めなさを武器に戦う姿が老若男女に受け入れら れてます。元々、フリーダムのトップの一人ですから、頑丈さもテクニックもお墨付き。磨き抜かれたエルボーは天下一品と言えます。
そして、このあと控えるのは、かつてカイリの絶対的パートナーでありライバル、あの棚橋弘至も認める天才ハイフライヤー紫雷イオです。元体操選手で、デビューは高校生の時。そこからキャリアを重ね、アジャコングや里村明衣子など強大すぎる先輩達と死闘を繰り広げてきた盟主の一人と言えます。イオの空中技や切り返しは世界を見渡しても、イオにしか出来ないレベルにあります。
 
例えば、最初に張った動画のファーストコンタクト、ヘッドシザーズを空中で反転して立ち上がるという攻防は、男子ではよく見られるようになりましたが、女子では記憶にありません。もしかすると身 体能力的にも10年後には黒人女子選手などでは当たり前のムーブかもしれませんが、その流行の始まりは彼女となることでしょう。
特にここ最近、WWEではすごく分かりやすいビジュアルのキャラクターでありながら、レスリングそのものはシビアでタイトなものが好まれています。現場を取り仕切るトリプルHがオールドスクールなレスラーであると同時に、女子部門は業界きっての職人スティーブン・リーガル卿がみっちり仕込んでるとも言われて おり、ないがしろにされてきたレスリングが見直されています。
そこへ日本人選手の持つ独創性を彼等が欲しており、また観客もそれを目にした時に信じられないものを見たという表情をします。日本では当たり前の光景が彼らにとっては新しく見えるのです。
スマートフォンの発展など、海外に暮らしても手助けしてくれる環境は増えつつあります。競争の厳しい世界ではありますが、これから一層、海外での日本人女子選手の需要は高まるに違いありません。



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