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2019年11月10日日曜日

"平成の大泥棒"矢野通に見る日大レスリング部のフェアプレー

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新日本プロレスの夏の名物G1が始まりました。
ヘビー級の選手が2グループに分かれ、一ヶ月半近くの長期戦を行います。
外国人選手でもこんなに厳しい戦いはないと弱音を漏らすような、究極の戦いが続きます。
そんな中で、毎年注目されるのが、矢野通。
この男、生粋のレスリングエリート。
なんと今話題の日大レスリング部出身、世界学生選手権日本予選97kg級優勝、全日本学生選手権でフリー、グレコローマンの両部門を制した強豪中の強豪なのです。
しかし、そのレスリングスタイルはあまりにも老獪。
相手に攻められればロープに逃げ、反則上等。
毒霧の代わりに酒を吹きかける有様。
当然そんな男がG1という男と男の勝負の真っ只中でもスタイルを変えるわけもなく
場外の鉄柵に相手を縛り付けてみたり、試合開始数秒の丸め込みで勝利したり
まさしく勝負に泥を塗る戦いを続けてきました。
そんな矢野の今年の初戦の相手は、石井智宏。
元々、新日出身ではない石井ですが、師匠は長州力。
身長には恵まれないものの、愚直で真っ直ぐで真っ向勝負が信条の突貫ファイター。
男と男の勝負であるG1では熱すぎる戦いの連続で、毎年名勝負製造機とも言うべき戦いを繰り広げています。
実はこの二人、既に13年近く同じユニットチームを渡り歩く仲。
しかし、シングルでの対決はこれまでついぞ一度も行われていないというカード。
二人でヘビー級タッグの王者にも何度も輝いていますし
今もタッグを組んでいますから、お互いの手の内は分かっているわけです。
石井はこの一戦で、日大レスリング部出身であることを殊更アピールしながら
フェアプレーに徹すると宣言。
母校のいざこざの汚名を晴らすためにも、いつものような反則を封印すると出たわけです。
ゴングが鳴って組み合った瞬間、矢野はいつものように体の半身をはみ出すほどにロープエスケープ。
通常、業を煮やした相手選手が近づいてくるのを、自分はエスケープしていると大声でアピールするのですが、なんと自ら体を戻して、渾身のエルボー!
肘打ち一発打っただけで、会場から大歓声が起こるというハルクホーガンでも見たことのない不思議な空間を作り出すやいなや
まるで石井の体を赤子を転がすように容易く投げ回す、投げ回す。
日大レスリング部というエリートっぷりを10年ぶりぐらいに披露すると
石井もタッグパートナーの真面目な戦いぶりに一気に加熱!

次は矢野が何をしてくるのだろうと観客の注目も集まる中
金的攻撃は堪えた矢野が瞬く間もない早さでコーナーパッドをいつものごとく外してみせます。
ウレタン製のコーナーパッドを外せば、リングを支える金具がむき出しになり打ち付けるだけでひどい痛みを与えます。
この剥き出しのコーナーを巡る争いも両者引き分けとなるや
矢野は伝家の宝刀とばかりに丸め込みを連発。
それも普段ならば、相手のタイツを掴んだり、ロープに足をかけて体重を乗せるなど
レフェリーの隙をついた反則のオンパレードのはずが
日大レスリング部らしいきちっと体を乗せた正しい丸め込み。
これには、解説の獣神サンダーライガーも感嘆。
誰もがこの試合の展開が分からなくなったその時
リング内ではレフェリーが二人の戦いに巻き込まれ
相手にぶつけられたりと目を離せない瞬間の連続。
当然、矢野はレフェリーが見ていない一瞬を狙って、金的攻撃と思いきや
なんと石井がレフェリーに後ろを振り向かせた瞬間
矢野の股間を後ろ向きに蹴り上げると、そのままラ・マヒストラルというメキシコ式の丸め込みでくるんと丸めて、3カウント!
会場は大きなどよめきと包まれました。
愚直真っ直ぐな石井ですが、実はものすごく器用で様々な技を持っており
G1の戦いの中で予想にもしないような相手の技をそのままやり返してみたりという姿は見たことがありますが
さすがの矢野も自分の勝ちパターンをまさか石井がやってくるとは思わなかったはず。
勝った方には2ポイントが入り、累積で一番ポイントを手にした選手が決勝戦に進む事が出来ますから
当然勝つための試合をするというのは大事なことなのです。
しかし、あれだけフェアプレーを口にしていたにも関わらず
直接的に金具を剥き出しにし、金的攻撃を狙うという
スポーツマンシップの欠片もない試合を繰り広げた矢野通に
日大レスリング部としてこのOBの試合にどう考えているのでしょうか。
そんな矢野通さんですが、商才があり
所属するユニットCHAOSのメンバーが修学旅行をしたりするDVDを販売しています。
もし興味がある方は、探してみてください。



https://www.wrestlingismylife.fun/search/label/NEW%20JAPAN




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